Bitcoin
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2.26%
Ripple
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Ethereum
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Bitcoin Cash
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2.87%
Litecoin
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3.33%
Tether
107円
0.8%
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-0.1%
Cardano
5円
2.35%
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0.79%
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4.55%
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3.78%
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4.17%
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2.27%
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12.25%
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212円
1.63%
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0円
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0x
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10.22%
Decred
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6.84%
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3.03%
Basic Attention Token
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【解説】The DAO事件とは?イーサリアムのハードフォークまでの経緯を総まとめ

イーサリアムがハードフォークする原因となった「The DAO」事件。この記事では、The DAOの仕組みから事件の経緯、その後の対応までをまとめて解説しています。

The DAOとは

Ethereum The DAOとは

The DAOは「Decentralized Autonomous Organization」の略で、日本語では自律分散型組織と呼ばれています。

The DAOは、イーサリアムのブロックチェーンをベースに行われたプロジェクトで、スマートコントラクトを活用することで特定の管理者をもたない投資ファンドやベンチャーキャピタルの構築を目指したプロジェクトになります。

自律分散型の投資ファンド

自律分散型組織は、特定の管理主体をもたず、民主主義的に意思決定を行う組織を意味し、The DAOプロジェクトでは非中央集権的な投資ファンドが設立されました。

通常、投資ファンドは特定の主体によって運営されており、最終的な意思決定もトップダウン的に行われます。

それに対しTheDAOでは、事前に組まれたプログラミングに従って、DAOトークンの保有者による投票で投資に対する意思決定が行われます。

このような仕組みを採用することで、大量の資金を複数の投資家の意思決定のもとで運用することが理論上可能となりました。

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The DAOの仕組み

それでは具体的にどのような流れでTheDAOのシステムが機能するかを見ていきましょう。

TheDAOの投資システムは大別すると以下の3つのフェーズに分けられます。

  • 提案・投資フェーズ
  • 配当の分配
  • ETHへの換金

STEP1.提案・投資フェーズ (他の記事と説明がかなり似てしまう)

最初の段階である「提案・投資フェーズ」ですが、このフェーズは以下のステップに分けられています。

  • 投資案件の提案
  • キュレーターの承認
  • 投票による意思決定
  • プロジェクトへの投資

投資案件の提案

DAOトークン保有者はビジネスプランや利益還元率、資金プールの何割の出資を求めているのか、などをホワイトペーパーにまとめ、キュレーターに提出します。

キュレーターの承認

TheDAOのネットワーク上にはDAOトークンの保有者の投票によって選ばれた「キュレーター」と呼ばれるメンバーがいます。

このキュレーターによって、提案されたビジネスプランがスキャムでないことの確認作業が行われます。

キュレーターがビジネスプランを承認すると、The DAOのネットワークに提案内容が公開され、投資に対する意思決定が行われます。

投票による意思決定

Ethereum 投票による意思決定
出典:etherscan.io

提案の承認後、DAO保有者による議論の期間が約2週間ほど設けられ、その後、投票が行われます。

投票者はDAOトークンの保有数に応じて票数を得ることができ、可決にはDAOの総量が20%を超えている必要があります。
また、投票後にDAOを移動させることはできません。

※期間内に投票が行われなかった場合には棄権扱いとなります。

プロジェクトへの投資

賛成が投票数の51%以上を占め、プロジェクトへの投資が決定した場合に、The DAO参加者は投資案件に残るか否かを選択することができます。

投票の結果に反対の場合には、投資者はスプリットと呼ばれる機能を利用して、自分の資金を避難させることができます。

上述のようなプロジェクトへの残留の意思決定を経た後、投資案件参加者がThe DAO内にプールしている資金から、ホワイトペーパーによって定められた割合分のETHが出資されます。

このとき、参加者は資金プールから出資した割合分のDAOトークンを支払い、引き換えにリワードトークンを受け取ります。

例えば、資金プールの10%をプロジェクトに投資した場合には、各参加者は自身が保有するDAOトークンの10%を支払い、リワードトークンを受け取ることになります。

スプリット機能とETHへの換金

先述したように、プロジェクトへの参加に反対の場合にはスプリット機能を利用して、DAOトークンを新しく作成されたDAO(子DAO)に移すことができます。
※スプリット機能によって資金を移動する際には、DAO内で承認を得る必要があります。

このスプレッド機能によって子DAOに資金を移した場合には、28日間資金を移動することができません。
28日間経過した後は、保有しているDAOトークンに相当するETHが任意のアドレスに送られ、The DAOへの参加が終了します。

DAOトークンを移動させてからETHに換金するまでの手順は以下のようになります。

  • プールされているDAOトークンを引き出すために新しい提案をTheDAOのネットワークに行い別のプールを作る
  • 1週間後新しいプールができるので、自分のDAOトークンを移動させる
  • スマートコントラクトの契約に基づき28日間プールに資金が拘束される
  • プールからのDAOトークンの交換とETHの送金が可能となる

この仕組みによって、反対するプロジェクトに自分の資金が投資されるのを防ぐことができますが、後述するように、この仕組みが悪用されDAO事件が起きてしまいました。

STEP2.配当の分配

プロジェクトへの投資による収益が発生した場合、上述のリワードトークンの保有率に応じて配当が行われます。

例えば、リワードトークンの総数のうち10%を保有していた場合には、投資による収益全体のうち10%がその保有者に配当として還元されます。

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The DAOのメリット

The DAOの主なメリットは以下になります。
ここではそれぞれのメリットについて説明していきます。

  • 第3者からのハッキングや介入を受けづらい
  • オープンソースであるためサービスの改善が期待できる

第三者からのハッキングや介入を受けづらい

The DAOはブロックチェーン技術に基づいており、プログラムの処理が分散的に行われているため、第三者によるハッキングなどが困難となっています。

オープンソースであるためサービスの改善が期待できる

The DAOの開発はオープンソースで行わているため、多くの人が開発に寄与することができます。

後述するThe DAO事件でも、事前にプログラム上のバグが指摘されており、事件は起きてしまったものの、このように外部のエンジニアによる問題点の指摘が可能となっています

そのため、The DAOの仕組みは今後も実用化に向けて改善されていくと考えられます。

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The DAOのデメリット

The DAOには主に以下のデメリットも存在します。

  • 特定の管理者にプログラムが制限されることがない
  • 有価証券扱いになる可能性がある

特定の管理者にプログラムが制限されることがない

特定の管理者にプログラムが制限されることがないというのは、メリットもある反面、デメリットも存在します。

デメリットとしては、問題のあるプログラムがリリースされた場合に、そのプログラムがスマートコントラクトによって処理し続けられてしまうといった点が挙げられます。

後述するように、The DAO事件の際には、バグが発生しているにも関わらず、プログラムの実行が制限されることがなかったために、大規模な通貨の流出が起きてしまいました。

有価証券扱いとなる可能性がある

仮想通貨業界では、一部の通貨やICOなどが有価証券にあたるのではないかといった声もあります。

TheDAOも同様に有価証券であるかという議論が行われており、2017年7月には米SECがThe DAOは米国有価証券取引上法の規制対象になる可能性があるとの声明を出しました。

The DAOが有価証券扱いになってしまった場合、規制に基づく運営とトークンの発行ががなされていないこととなりプロジェクト自体の存在が危ぶまれることとなります。

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The DAO事件とは

2016年6月17日にThe DAO内にプールされていた80億円相当のETHがハッキングによって奪われるという事件が起きました。

この出来事は「TheDAO事件」と呼ばれ、今でもよく話題に上がる過去最大のハッキング事件の1つです。

イーサリアムのブロックチェーン上に構築されたTheDAOのスマートコントラクトに致命的なバグがあり、そのスキを突かれてハッキングが行われました。

具体的には、The DAOからnew DAOへの資金移動を短時間のうちに何度も申請すると、その全てが承認されてしまい、保有している以上のDAOトークンをスプリットできてしまうといったバグがありました。

この脆弱性を突かれ、資金プールの約三分の一が盗まれてしまいました。

一方、資金の一部は盗まれてしまったものの、スプリットには28日間の資金拘束期間が設定されていたため、その間にイーサリアムのコミニティ内でこのトラブルの対応策検討され、その後実行されました。

イーサリアム側の対応

Ethereum イーサリアム側の対応

このハッキングに対してイーサリアムのコミニティ側では以下の対応策が検討されました。

  • 対応しない
  • ソフトフォークする
  • ソフトフォーク実施後、ハードフォークする

ここでは、それぞれの対応策について説明します。

1.対応しない

まずはじめに出た案が「対応しない」というものです。
この対応策のメリットとデメリットはそれぞれ以下のようになります。

・メリット

イーサリアムを含めた仮想通貨の根本的な思想には「非中央集権的」という概念があります。
また、この概念はブロックチェーンに分散されて記録された取引記録には「公平性」と「透明性」が担保され、改ざん不可能であるという事実に裏打ちされています。
The DAO事件がイーサリアムのネットワーク上で起こった事件であっても、コミニティや開発者が問題の解決に関与することでこの概念が覆されてしまうのです。
そのため対応しないことで仮想通貨本来の思想を維持することができるという利点がありました。

・デメリット

ハッキングを行った悪意あるユーザーが大量のETHが保持しているため市場価格やイーサリアムのコミニティに対して悪い影響を与えてしまう可能性があります。
また、このような対応は、同様の事件が起こった際にイーサリアムのコミュニティは何も対応しないということを意味しており、イーサリアムが不正を容認することにもなるので信頼性を損ないかねないといったデメリットもありました。

2.ソフトフォークによる対応

次にソフトフォークを行う案が出ました。
この対応策のメリットとデメリットは以下のようになります。

・メリット

ソフトフォークでの仕様変更によって、ハッキングされたETHを使えない状態し、イーサリアムの市場やコミュニティへの悪影響を防ぐことが可能になります。
また、ハードフォークに比べて実装が容易であるため、今後同じような攻撃をしようとする悪意あるユーザーのモチベーションを下げることができます。

・デメリット

ハッキングの被害にあった人へETHが戻ってこないことに加え、イーサリアムのコミュニティが特定のユーザーを考慮してソフトフォークを実施することで非中央集権化といった思想の根底が覆されてしまうといったデメリットがあります。

3.ハードフォークによる対応

Ethereum 3.ハードフォークによる対応

最後に上述のソフトフォークを行ったうえでハードフォークを実施する案が出ました。
この対応によるメリットとデメリットは以下になります。

・メリット

ハッキングされたETHを使えない状態にすることで、犯人が市場やコミュニティへ悪影響を及ぼすことを未然に防ぐことができ、かつ、ソフトフォークではできなかった被害にあった人へETHを返還することが可能となります。

・デメリット

ソフトフォーク同様、上述したような「非中央集権的」という分散型プロトコルの原則に反することになってしまいます。
また、今後同じようなことがあった場合にも個人に対して被害を補填するのかという議論にも繋がってしまいます。

最終的にイーサリアムのコミニティはこの対応策を選択しましたが、この決定は一方的であることからコミニティ内の一部から反感を買い、反対派によって従来のイーサリアムのネットワークを残した「イーサリアムクラシック」が生み出されました。

ハードフォークについての詳しい説明は以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

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The DAOの失敗とその後

結局、TheDAOのプロジェクトはこのハッキングによって頓挫してしまいました。

このことからもわかるように、TheDAOのプロジェクトは技術的にまだ不完全な状態でスタートしてしまったことが最大の失敗だったといえるでしょう。

また、このプロジェクトの失敗は、仮想通貨の業界全体への問題提起ともなりました。

今回の事件では、中央集権的な対応を講じれば被害は最小限に留められるものの、そのような対応は仮想通貨本来の思想に反することになり、一方で非中央集権的な対応では、悪意ある第三者の行為を容認してしまうシステムの脆弱性を露呈してしまうことになります。

この事件からもわかるように、運営者による適切なコントロールと管理者をもたない自由な経済活動の落とし所を見つけることが仮想通貨の業界全体の今後の課題といえるでしょう。

最終更新日: 2018-06-17

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